メソッドの引数(値渡し、参照渡し)

Rubyの引数は値渡しです。

Rubyの引数は値渡しです。参照渡しではありません。ググるとそのようにまとめてらっしゃる方が多々ありますので間違いはないとおもいます。Ruby リファレンスマニュアルで探してみたんですが、記載を見つけられませんでした、確認でき次第アドレスを掲載します。
(*1)参考リンクを追加しました。

ここではRubyの引数(値渡し,参照渡し)について自分なりにまとめてみます。

Rubyist Magazine – 値渡しと参照渡しの違いを理解する

を深く読んでください。を深く読んでください。を深く読んでください。
この記事よりもよっぽど詳しいです。。。

メソッドの復習と名称

def hoge(a) # メソッド: hoge, 仮引数: a
    a += 10 # a に 10 を足す
end

x = 10 # 変数 x
hoge(x) # メソッド hoge に、実引数 x を渡す

値渡しと参照渡し

値渡しと参照渡しについて簡単に説明します。詳細は本当にググってください…

・値渡し (call by value) :実引数として変数を渡しても、その値のみが渡される。そのため、仮引数を変更しても、実変数は変更されない。

def hoge(a) # メソッド: hoge, 仮引数: a
    a += 10 # a に 10 を足す
    p a # => 20
end

x = 10 # 変数 x
hoge(x) # メソッド hoge に、実引数 x を渡す
p x # => 10

・参照渡し (call by variable) :実引数として変数を渡しすとき、変数に対する参照(メモリ番地)先を渡す。そのため、仮引数の値を変更すると、実変数の値も同様に変更されたことになる。

def hoge(a) # メソッド: hoge, 仮引数: a
    a += 10 # a に 10 を足す
end

x = 10 # 変数 x
hoge(x) # メソッド hoge に、実引数 x を渡す
p x # => 20

注)仮のコードです、rubyでは動作確認できません

引数(実引数)が配列の場合

Rubyは『値渡し』です。しかし、実引数にが配列の場合『参照渡し』のような結果になるときがあります。実引数で渡した配列が、仮引数の値を変更すると実引数の値も変わってしまう『副作用』が生じます。実はこの時『参照の値渡し』と言う値渡しが行われています。
理屈は以前の記事オブジェクトのコピーと同じで、実引数も仮引数も同じオブジェクトを見ている、仮引数にはオブジェクトの参照の値が渡されたということになります。

def hoge(a) # メソッド: hoge, 仮引数: 配列 a
    a[0] += 10 # 配列a[0] に 10 を足す
end

x = [10] # 変数: 配列 x
hoge(x) # メソッド hoge に、実引数 x を渡す
p x # => [20] # 実引数の値が変更されている

objcet_idを確認してみる

def hoge(a)
    a[0] += 10
    p a.object_id # => 17968120
end

x = [10]
p x.object_id # => 17968120
hoge(x)
p x # => [20] # 実引数の値が変更されている

*)object_idで同一性を確認しているだけです。rubyではメモリの番地を調べることはできないようです。

引数(実引数)が配列の場合の『副作用』を予防する

この副作用を予防するには、実引数と仮引数が別のオブジェクトを参照していれば良いということになります。なので、複製を作ればOKになります。

def hoge(a)
  p a.object_id # => 540724920
end

x = [1, 2, 3, 4, 5]
p x.object_id # => 539436540
temp = x.clone
hoge(temp)
def hoge(*a) # * 複数の引数を配列として受け取ります。
  p a.object_id # => 539428060
end

x = [1, 2, 3, 4, 5]
p x.object_id # => 539443780
hoge(*x) # * 展開して渡します

sample01, sample02 もobject_idが違うので、『副作用』は起こりません。

しかし・・・多重配列だと・・・別の機会追記しました。

Rubyist Magazine – 値渡しと参照渡しの違いを理解する

引数 – Wikipedia

*1)お気楽 Ruby プログラミング入門第 3 回●値呼びと参照呼び

変数や定数は,あるオブジェクトを指しています.何も代入しなくても nilオブジェクトを指しています.代入は,変数や定数が新しいオブジェクトを 指すようにします.

したがって,代入によりオブジェクトがコピーされて新しく作られることは なく,右辺の表現の表しているオブジェクトを左辺の変数や定数が指すように することが代入によって行われます.

*1)Ruby FAQ: 変数,定数,引数(文字化けします、EUCで開いてください)

配列 メソッドについて

前回の続きです。前回配列の操作について記事にしましたが、ここでは配列クラスの標準メソッドで便利そうなのを抜粋します。
このページは随時追加更新していくと思います。

配列のメソッド(class Array)

Rubyのメソッドやメソッドの詳細を探すときは、リファレンスが一番です^^;
他にも、逆引きをまとめてくれている方のサイトなどとても助かります。ありがたく参考にしましょう。
メソッドは、当記事で一部を抜粋して紹介しております。

破壊的メソッド

メソッドの中には、レシーバ(元々のオブジェクト)自身の内容を変更してしまうものがあります。このようなメソッドをRubyでは『破壊的メソッド』と名付けられています。

下のsampleのように、「first」,「sort」メソッドはレシーバ(配列オブジェクト)自身には変化が無く、破壊的メソッドである「shift」,「sort!」実行後は、レシーバ自身に変更が反映されていることがわかります。

# 破壊しないメソッド
array = [5, 3, 8, 4]
p array.first => 5
p array => [5, 3, 8, 4]
p array.sort => [3, 4, 5, 8]
p array => [5, 3, 8, 4]

# 破壊的メソッド
array = [5, 3, 8, 4]
p array.shift => 5
p array => [3, 8, 4]
p array.sort! => [3, 4, 8]
p array => [3, 4, 8]

「sort」のように「!」が付いているものは確実に破壊的メソッドですが、「shift」のように見た目では分からないものもあります。(shiftの意味を考えれば破壊的メソッドです。)
メソッドが破壊的な振る舞いをするか曖昧な場合は、マニュアルやsampleなどで確認してから使用するようにしましょう。 特に配列は思っていた結果と違う場合などに、この辺を疑ってみると良いかもしれません。

メソッド(Class Array)

追加、削除など
.unshift # 先頭要素に追加
.shift # 先頭の要素を返し、レシーバの先頭要素を削除する
.push # 末尾に追加
.pop # 末尾の要素を返し、レシーバの末尾要素を削除する
.first # 最初の要素を返す
.last # 最後の要素を返す

.max # 要素の最大値を取得
.min # 要素の最小値を取得
length, size

配列の要素数を返す

array = [1, 2, 8, 4, 10]
p array.length # => 5
p array.size # => 5
array = [[1, 2], [8, 4, 10]]
p array.length # => 2
p array.size # => 2
# size, length はエイリアスの関係

知っとくと便利そうなメソッド

下記にサンプルを載せています。

.flatten # 多重配列を平坦化する。
.delete(x) # xの要素を全て取り除く
.reject # 条件に一致した場合、取り除く
.slice(x..y) # 指定した部分を取りだす
.uniq # 重複要素を削除する [1,1] => [1]
.sort # ソート
.reverse # 逆順にする
.join # 要素を任意の文字列で区切った文字列を取得
.split# 文字列を配列に変換
.select # 条件を満たす要素を抽出
.index # 要素を探すし、その位置を返す
.map # 各要素にブロックを実行し配列を返す
.choice # ランダムに取得する。
.max_by # 条件付きの最大値
.min_by # 条件付きの最小値
.transpose # 転置配列を返す
flatten

多重配列を平坦化する

array = [[1, 2], [8, 4, 10]]
p array.flatten # => [1, 2, 8, 4, 10]
p array # => [[1, 2], [8, 4, 10]]
p array.size # => 2
p array.flatten.size # => 5
delete

xの要素を全て取り除く

array = [ "momo", "banana", 100, 100, "momo" ]
p array.delete("momo") # => "momo"
p array # => ["banana", 100, 100]
reject

条件に一致した要素を取り除く(「reject!」)

array = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
p array.reject { |val| val < 5 } # => [5, 6, 7, 8, 9]
p array # => [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
p array.reject! { |val| val < 5 } # => [5, 6, 7, 8, 9]
p array # => [5, 6, 7, 8, 9]
slice

指定した部分を取りだす(「slice!」取り除く)

array = [8, 3, 4, 6, 10, 2]
p array.slice(2,2) # => [4, 6]
p array.slice(2..4) # => [4, 6, 10]
p array.slice!(2,2) # => [4, 6]
p array # => [8, 3, 10, 2]
uniq

重複要素を削除する

array = [ "momo", "banana", 100, 100, "momo" ]
p array.uniq # => ["momo", "banana", 100]
p array # => ["momo", "banana", 100, 100, "momo"]
array.uniq! # => ["momo", "banana", 100]
p array # => ["momo", "banana", 100]
sort

ソート

array = [ 7, -2, 4, 10 ]
p array.sort # => [-2, 4, 7, 10]
p array # => [7, -2, 4, 10]
p array.sort! # => [-2, 4, 7, 10]
p array # => [-2, 4, 7, 10]
reverse

逆順にする

array = [ 7, -2, 4, 10 ]
p array.reverse # => [10, 4, -2, 7]
# 大きい順
p array.sort.reverse # => [10, 7, 4, -2]
p array # => [7, -2, 4, 10]
join

要素を任意の文字列で区切った文字列を取得

array = [ "momo", "banana", "mikan", "sumomo"]
p array.join("+") # => "momo+banana+mikan+sumomo"
p array.join(",") # => "momo,banana,mikan,sumomo"
p array.join() # => "momobananamikansumomo"
split

文字列を任意の文字列で区切り配列に変換

text = "hoge\nmoge\ntoge\n"
p array = text.split("\n") # => ["hoge", "moge", "toge"]
text = "123,456,789"
p array = text.split(",") # => ["123", "456", "789"]
text = "123,456,789"
p array = text.split(",").map(&:to_i) # => [123, 456, 789]
index

要素を探すし、その位置を返す。

array = [ "banana", 100, 352.6, 9, 100 ]
p array.index("banana") # => 0
p array.index(352.6) # => 2
p array.index(300) # => nil
# 文字列時
string = "cototoco.jp"
p string.index(".") # => 8
sample(x)

x個の要素をランダムに取得する

array = [ "momo", "banana", "mikan", "sumomo"]
p array.sample # => "banana"
p array.sample(2) => ["sumomo", "mikan"]
p array = [ "momo", "banana", "mikan", "sumomo"]
max_by,min_by

条件付きの最大値,条件付きの最小値

array = [ "momo", "banana", "mikan", "sumomo"]
p array.max_by {|val| val.length } # => "banana"
array = [ 2, -6, 5, 8 ]
p array.min_by {|val| val * val } # => 2
transpose

転置配列を返す

array = [[1,2,3],[4,5,6],[7,8,9]]
p array.transpose # => [[1, 4, 7], [2, 5, 8], [3, 6, 9]]
p *ary.transpose
# => [1, 4, 7]
# => [2, 5, 8]
# => [3, 6, 9]
p array # => [[1, 2, 3], [4, 5, 6], [7, 8, 9]]

配列からハッシュを作る(おまけ)

array = ["apple", 50, "banana", 100, "orange", 150]
hash = Hash[*array]
p hash # => {"apple"=>50, "banana"=>100, "orange"=>150}

オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby リファレンスマニュアル

逆引きRuby – 逆引きRuby

配列 – 逆引きRuby

Ruby 配列の操作

配列の操作

ドットインストールのRuby入門をみて、
Rubyの配列操作が新鮮だったので、覚える自信がないのでメモ

配列

array = [3, 4, 7]
p array[1] # => 4
array[1] = 10
p array # => [3, 10, 7]
p array[0..2] # => [3, 10, 7] 0 ~ 2 まで (*1
p array[0...2] # => [3, 10] 0 ~ 2 未満 (*1
p array[-1] # => 7 最後の要素
p array[1, 2] # => [10, 7] 1番目の要素から、2個分とってくる

配列操作

array2 = [6, 3, 8, 10]
array2[0...2] = [7, 1] # 0~2未満を書き換える
p array2 # => [7, 1, 8, 10]
array2[1, 0] = [14, 26, 22] # 一番目の要素から、0番目の要素に、追加する
p array2 # => [7, 14, 26, 22, 1, 8, 10]
array2[0, 2] = [] # 0~2個までを空にする
p array2 # => [26, 22, 1, 8, 10]

配列メソッド

p array2.size # => 5 サイズ
p array2.sort # => [1, 8, 10, 22, 26] 小さい順に出力
p array2.sort.reverse # => [26, 22, 10, 8, 1] 小さい順を逆順に出力
p array2 # => [26, 22, 1, 8, 10] 元の配列は変わっていない
p array2.push(100) # => [26, 22, 1, 8, 10, 100] 末尾に追加
array2 << 101 << 201 # 末尾に追加のショートカット
p array2 # => [26, 22, 1, 8, 10, 100, 101, 201]

配列メソッドについては、もう少し詳しく次回まとめます

配列の演算

Rubyは配列どうしの演算(演算というより集合)ができます。

arr1 = [1, 2, 4]
arr2 = [2, 4, 6]

# 共通部分(and演算)
p arr1 & arr2 # => [2, 4]
# 和集合(or演算)
p arr1 | arr2 # => [1, 2, 4, 6]
# 差
p arr1 - arr2 # => [1]
# 和
p arr1 + arr2 # => [1, 2, 4, 2, 4, 6]

配列を変数に分割

関数の戻り値で配列を返す時などに便利です。phpでのlist関数みたいな感じです。

def data_back
    return data = [ "apple", 100 ]
end
name, price = data_back
p name # => "apple"
p price # => 100

*1)『..』と『…』は『範囲オブジェクト』というオブジェクトを作る記号です
こんな使い方もできます。日本語はヤバイです。

# to_a : 配列に変換する
arrTemp = (1..10).to_a
p arrTemp # => [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
arrTemp = ("a".."g").to_a
p arrTemp # => ["a", "b", "c", "d", "e", "f", "g"]
arrTemp = ("え".."く").to_a
p arrTemp # => ["え", "ぉ", "お", "か", "が", "き", "ぎ", "く"]

Rubyで二Ruby入門 (全23回) – プログラミングならドットインストール